精神疾患

ためこみ症

物が捨てられない・・・

それだけなら、ただの性格と思われてしまうかもしれません。

しかし、ためこみ症という病気があるのです。

物が捨てられなくて悩んでいる方にも是非知ってほしい、ためこみ症についての基本情報です。

 

ためこみ症の定義(DSM-5から勝手に簡略)

A物を捨てること、手放すことが困難

B物を保存したい欲求・物を捨てることに対する苦痛によるもの

C生活空間が物でいっぱいになってしまう

D社会的、職業的な問題やストレスになっている

E他の疾患による症状ではない

F他の精神疾患による症状ではない

 

ためこみ症の症状

ものを捨てることができない

ためこみ症の人は、ものを捨てたり手放すことに苦痛を感じてしまいます。これは捨てること以外にも、リサイクルや売るなどの全ての「所持しているのもをなくす」ことが当てはまります。

そして、この症状は長く続きます。一時的に捨てられない(例えば遺品など)とは異なってきます。

 

ためこみの対象

よく溜め込まれるものは以下の通りです。

  • 新聞
  • 古い服
  • 郵便物
  • 書類

しかし、どんなものでもためこみの対象になります。価値のあるものとない物がごっちゃになってしまっている状態です。

 

例えば、テレビで特集されていた例では、ピザの段ボールやみかんの皮、割れた皿なども対象となっていました。また、動物をためこみすぎる(飼い過ぎる)と言ったケースもあります。

散らかり

ためこみ症によって、生活スペースがなくなってしまいます。例えばベットで眠ることができない、床が見えないなどがあります。

他の人の空間まで物が進入してしまうこともあるのです。

 

ためこみ症のその他症状

過剰な収集

過剰な買い物をしたり、無料の物(チラシ広告や他人が捨てた物)を集めてしまうことがあります。盗みをしていることはほとんどありません。集めることができないと苦痛を感じてしまうのです。

 

生活への影響

火事やライフラインが切れてしまう、睡眠がうまくとれないなど、生活に支障が出てしまうことがあります。立ち退きに合うケースも。

 

ためこみ症の有病率

ためこみ症の有病率は詳しくはわかっていません。医療機関に訪れる人が少ないためです。一般的には2〜6%と言われています。

 

参考文献

 

Diagnostic and statistical manual of mental disorders: DSM-5. (2013). Washington, DC: American Psychiatric Publishing.

 

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mido

NeBA MEDIAリーダー。慶應義塾大学総合政策学部1年。大学で認知心理学と視線処理を用いた、定量的な自閉症の診断を研究しています。ASD当事者。概日リズム障害、不登校なども経験済み。中高時代はカナダ・BC州に在住

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