発達障害

社会的コミュニケーション障害

コミュ障というネット用語を知っている方は多いと思いますが、コミュニケーション障害ってそもそも何を指していたかご存知ですか?

発達障害の一つに分類される、医学的な意味での「社会的コミュニケーション障害」についてご紹介します。

コミュニケーションがうまくとれなくて悩んでいる方、もしかしたらそれは障害のせいかもしれません。

*コミュニケーションに障害を感じる場合は、他の発達障害や精神疾患の可能性も高いので、慎重に見ていく必要があります。

 

社会的コミュニケーション障害の定義(DSM-5から勝手に簡略)

A.言語的・非言語的コミュニケーションに困難さがあり、以下のすべてが当てはまる

1適切に挨拶や情報の共有を行うなど、社会的な目的でのコミュニケーションが難しい

2相手や状況によって話し方を変えることができない

3会話のルールを守れない(話す順番を待つ、言い換えるなど)

4曖昧な言葉を理解するのが苦手

B.社会参加や学校、職業などが制限されてしまう

C.発達の初期段階から見られる(わからない場合も多い)

D.他の精神疾患(知的障害や自閉症スペクトラム障害など)ではうまく説明されない

 

社会的コミュニケーション障害の症状

 

言葉を使ったコミュニケーションと言葉を使わないコミュニケーション(アイコンタクトなど)で、障害が見られます。

 

社会的な目的でのコミュニケーション

挨拶や情報共有といったコミュニケーションは、社会的な目的のために行われます。この適切な行動がとれません。

 

状況に合わせたコミュニケーション

コミュニケーションは相手に合わせた話し方をする必要があります。社会的コミュニケーション障害を持っているとこの切り替えが難しいです。幼い子と話す時と目上の人と話す時、話し方を自然に変えることができません。不自然に堅苦しくなってしまうこともあります。

 

社会的ルールの理解

会話をするときには、暗黙のルールがあります。これがわからないのです。具体的には以下のようなものが挙げられます。

  • 話す順番を守る
  • 誤解された時は違う言い方をする
  • 合図の使い方を理解する

 

言葉通りでない言葉の理解

慣用句や冗談、比喩など言葉通りでないことを理解することが難しいです。曖昧だったり、推測しなくてはいけない言葉が苦手です。

 

社会的コミュニケーション障害の発症

4歳から5歳頃にならないとなかなか診断することが難しいです。(言語能力がまだ低いため)軽症だと、思春期ごろまでわからないことがあります。

大人になるまで続く人もいますし、時間と共に改善する子供もいます。

 

参考文献

Diagnostic and statistical manual of mental disorders: DSM-5. (2013). Washington, DC: American Psychiatric Publishing.

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mido

NeBA MEDIAリーダー。慶應義塾大学総合政策学部1年。大学で認知心理学と視線処理を用いた、定量的な自閉症の診断を研究しています。ASD当事者。概日リズム障害、不登校なども経験済み。中高時代はカナダ・BC州に在住

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